自治体のマイクラコンテストを開くには:決めること
「マイクラ コンテスト」の検索候補は、応募する側の語が中心です。この記事は、コンテストを主催する自治体の担当に向けて、公開されている募集要項や仕様書から、決めることを整理します。決めることは、対象、部門、応募方法、審査、賞、期間、運営の委託の7つでした。
自治体などが主催・共催した例
| 主体 | 年度 | テーマ | 対象 | 期間 |
|---|---|---|---|---|
| 千葉県(建設・不動産業課) | 2026 | 建設の世界を体験してみよう | 小中学生 | 7月17日〜9月30日 |
| さいたま市 | 2025 | 2050年のさいたま | 市内在住・在学の小学生、中学・高校生 | まちづくり部門は7月7日〜12月14日 |
| 伊勢崎市(商工労働課) | 2024 | 現在と未来の伊勢崎市 | 市内の小中学生 | 8月19日〜10月20日 |
| 太田市(都市計画課) | 2025〜2026 | 太田のまち(テーマは景観) | 市内在住・在学の小中学生 | 2025年11月15日〜2026年1月10日 |
| 群馬県建設技術センター(群馬県共催) | 2026 | デジタルどぼくコンテスト | 県内の小学生 | 8月1日〜10月31日 |
応募期間は約2か月から約5か月まで幅があり、夏休みから秋にかけて始まる例が見られました。
決めること
1. 対象
千葉県は「千葉県内に在住又は在学の小・中学生」、さいたま市は市内在住・在学の小学生と中学・高校生です。個人かグループかも決める項目で、さいたま市の2025年度は、個人またはグループ(最大5名)でした。
2. 部門
千葉県の令和7年度の仕様書は、部門を2つに分けています。2つの都市を結ぶルートを作る「チャレンジ部門」と、有名な施設や土木構造物を再現する「課題部門」です。さいたま市は、まちづくり部門で市のワールドデータの使用を必須にしています。
3. 応募方法
さいたま市は、専用フォームに作品概要(最大200文字)と説明スライド、3分以内の動画のURLを求めています。群馬県の例は公式LINEから申し込み、スクリーンショット5枚と説明文を送る形です。千葉県の仕様書は、応募概要を伝える動画を視聴した人だけが応募できるよう、応募フォームを作ることを求めています。
4. 審査
さいたま市は、5つの視点(テーマ性、課題探求力、課題解決への貢献度、独創性・未来志向、作品完成度)で審査し、事務局審査のあとファイナリストが最終審査会で発表します。千葉県の仕様書は、審査員に、YouTubeやその他のSNS等で発信力のある人を少なくとも2名以上起用することを求めています。
5. 賞
千葉県の仕様書は、表彰を賞状と賞品とし、受賞者は両部門で各6名を目途に最大12名、賞品は3,000円程度を目安にしています。さいたま市の要求水準書は、景品の例として、参加賞はデジタルバッジ、グランプリは楯・賞状・デジタルバッジを挙げ、協賛の団体・企業を募って協賛景品を別に調達することも求めています。
6. 期間
千葉県の令和7年度の委託は、契約締結日から令和8年2月28日までです。さいたま市の令和8年度は、契約締結日から令和9年3月24日までで、作品の募集は小中学校の夏休み開始前までに始めるとしています。
7. 運営の委託
運営を民間に委託する場合、仕様書に書かれていた業務は次のとおりです。
| 業務 | 千葉県(令和7年度) | さいたま市(令和8年度) |
|---|---|---|
| 広報 | 専用Webページ、SNS、フライヤー15,000部の印刷・納品 | ロゴ、チラシ、プロモーション動画 |
| ワールド | 事前制作(必須課題1つと自由課題1つ以上の計2つ以上を提案) | 市の3D都市モデルのワールドを使用 |
| 審査・表彰 | 審査員の起用、審査用の動画制作、賞状・賞品 | 審査員の候補を挙げて市と協議、景品の制作 |
| 運営 | 応募受付、アフターイベントの企画 | 応募フォームと応募者の管理、会場の調整、資機材の調達 |
| その他 | 作品の二次利用の確認 | 「市の予算に過度に依存しない」持続可能な取組体制の検討 |
千葉県の仕様書には、次の記載があります。
提出された作品については、県が広報等において二次利用ができるよう、応募者から確認を取ること
応募した作品を県が広報に使えるよう、応募者から確認を取る、という内容です。
応募数の推移
応募数を公表している例は、千葉県だけでした。
| 年 | 応募数(全体) | うち小・中学生の部 |
|---|---|---|
| 2023年 | 200件 | 188件 |
| 2024年 | 624件 | 168件 |
| 2025年 | 212件 | 212件 |
(千葉県の各年の発表。2025年)
2024年の624件には、高校生対象の応募456件(個人451件・チーム5件)が含まれ、小・中学生の部は168件でした。2023年も全体の200件に高校生12件が含まれます。年によって対象や部門の組み方が違うため、全体の数字だけで比べるのは難しい点に注意が必要です。
契約額(落札額)、審査員の報酬、景品の費用は、今回確認した資料では公表されていませんでした。予算の上限額は、マイクラの自治体事業:予算と委託の10例にまとめています。
マイクラブースに頼む場合
マイクラブース(株式会社セカンドラボ)は、地図・3D都市モデル・現地の写真をもとに、町や施設をマイクラの中に再現します。コンテストの課題用のワールド制作や、表彰式での体験ブースの運営を相談できます。

| 頼むもの | 目安(税別) |
|---|---|
| 施設や狭い範囲を再現したワールド | 30万円〜 |
| 町の一角を再現したワールド | 50万円〜 |
| 当日の運営(スタッフ3名・同時に体験5名まで) | 1日25万円〜 |
表示の金額は目安です。内容・規模・ご予算に応じてご相談ください。
まとめ
- 主催する自治体が決めることは、対象・部門・応募方法・審査・賞・期間・運営の委託の7つ
- 応募期間は約2か月から約5か月まで幅があり、千葉県は審査員に発信力のある人を2名以上、賞品は3,000円程度としていた
- 応募数が公表されていたのは千葉県だけで、契約額や審査員の報酬は公表されていなかった
会場に集まって1日で作る形はマイクラのワークショップの開き方に、委託の流れは教育委員会の講座委託:プロポーザルで決めることに、建設業の担い手確保でのコンテストは建設業の担い手確保に、子ども向けマイクラ体験にまとめています。まずは無料でご相談ください。
この記事は、マイクラブース(運営:株式会社セカンドラボ)が書いています。公式の資料・公開されている情報と、私たちが行った講座・体験ブースの記録をもとにしています。
※ 2026年11月3日時点の内容です。制度や価格は変わることがあるため、最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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