建設業の担い手確保に、子ども向けマイクラ体験
建設業の担い手確保のために、子どもに建設の仕事を知ってもらう催しは、大きく2つの形があります。
- 現場見学会:本物の現場で、重機や職人の仕事を見る
- マイクラ(マインクラフト)で、まちをつくる仕事を体験する:コンテスト、職業体験、イベントのブース
現場見学会は本物の迫力が伝わり、マイクラは子どもが自分で計画して作る体験になります。この記事では、建設業の団体や会社がマイクラを使った公開事例と、現場見学会との違い、組み合わせ方を書きます。

なぜ子どもに伝えるのか
国土交通省の資料では、建設業で働く人の年齢について次のように書かれています。
55歳以上が36.7%、29歳以下が11.7%と高齢化が進行し
(令和6年。国土交通省 九州地方整備局「建設業を巡る最近の状況について」)
将来の働き手を増やすには、進路を考える前の子どもに、建設の仕事を知ってもらうことが入口になります。
現場見学会
国の協議会が作った「現場見学会マニュアル」は、見学会の目的を「建設業と建設現場で働く人についてより良く知って頂くことを目的に」と書いています(山梨県に掲載)。所要時間は「半日程度が多く」、人数が多いと現場の負担が大きくなるため、人数を絞ることも勧めています。
日本建設業連合会は「けんせつ探検隊」として、小中学生と保護者向けの現場見学会を全国で開いています(日建連)。
マイクラを使った例
| 主体 | 形 | 対象・人数 | 中身 |
|---|---|---|---|
| 千葉県(建設業協会が後援) | コンテスト | 2025年の大会に212件の応募 | 道路や建物などを作る技術を競う。委託の上限は令和6年度で10,396千円(募集) |
| 共栄建設(浜松市の職業体験) | 職業体験 | 小学生、各日4名(抽選) | 現場監督の仕事(施工計画、材料の準備、施工管理)をマイクラで体験 |
| 共栄建設(磐田市のイベントに出展) | イベントのブース | 24名(各回4名×6回) | 点群データで再現した公園に、時間内に橋を架ける |
| 熊本県建設業協会青年部 | 体験会 | 小学生、限定20名 | 教育版マインクラフトで建設の仕事を体験 |
| 安藤ハザマ | 小学生のまちづくりイベントに協賛 | 2日間で小学生420名 | 協賛と出展。2026年の同じイベントは小学生1,288名(主催者の発表) |
千葉県は、コンテストの委託の趣旨を「将来の担い手の確保につなげるため」としています。安藤ハザマは、協賛の理由を次のように書いています。
将来の担い手育成につなげる機会となることを期待し
現場見学会とマイクラの違い
| 現場見学会 | マイクラの体験 | |
|---|---|---|
| 伝わること | 本物の大きさ、重機の音、職人の技 | 計画して、材料をそろえ、まちをつくる流れ |
| 場所 | 工事中の現場 | 会議室・教室・イベント会場 |
| 人数 | 現場の負担で絞る | 端末の数で決まる(上の例は1回4〜20名) |
| 天候・時期 | 工事の進み具合と天気に左右される | 左右されない |
| 年齢 | 現場ごとに決める | 上の例は小学生が中心 |
どちらか一方ではなく、組み合わせる案もあります。たとえば、マイクラで橋や道路を計画して作ったあとに本物の現場を見ると、「自分が作ったものが、実際にはこうやって作られている」とつながります。現場に入れない日や人数が多い催しでは、マイクラの体験だけでも開けます。
開くときに決めること
- 伝えたい仕事:現場監督の段取り、橋や道路の設計、まち全体の計画など。マイクラの中の課題がここで決まる
- 舞台:自社が手がけた現場や地元の町を再現するか、白紙のワールドから作るか
- 形:職業体験(少人数でじっくり。熊本の例は2時間)、イベントのブース(磐田の例は1回30分で入れ替え)、コンテスト(数か月)
- 端末と人数:パソコンかタブレットか。1回に何人まで受けるか
- 一緒に開く相手:建設業協会、県の担い手確保の担当、地元の学校
マイクラブースに頼む場合
マイクラブース(株式会社セカンドラボ)は、地図・3D都市モデル・現地の写真をもとに、町や施設をマイクラの中に再現し、体験ブースや講座として運営します。
| 頼むもの | 目安(税別) |
|---|---|
| 施設や狭い範囲を再現したワールド | 30万円〜 |
| 町の一角を再現したワールド | 50万円〜 |
| 当日の運営(スタッフ3名・同時に体験5名まで) | 1日25万円〜 |
表示の金額は目安です。内容・規模・ご予算に応じてご相談ください。
まとめ
- 子どもに建設の仕事を伝える形は、現場見学会と、マイクラでまちをつくる仕事を体験する形の2つ
- 千葉県のコンテスト、共栄建設の職業体験、熊本県建設業協会青年部の体験会、安藤ハザマの協賛など、建設業の団体や会社がマイクラを使っている
- 現場見学会は本物の迫力、マイクラは自分で計画して作る体験。組み合わせると、つながりが伝わる
企業での使い方は企業のイベントで使うにもまとめています。まずは無料でご相談ください。
この記事は、マイクラブース(運営:株式会社セカンドラボ)が書いています。公式の資料・公開されている情報と、私たちが行った講座・体験ブースの記録をもとにしています。
※ 2026年10月5日時点の内容です。制度や価格は変わることがあるため、最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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