マイクラを企業で使う:広報・CSRの16社の例
企業がマイクラ(マインクラフト)を広報やCSRに使う形は、大きく5つあります。
- 子ども向けの大会・コンテストに協賛する
- 自社の事業を学べるワールドを作って配る
- 体験イベント・ワークショップを開く
- 社員の研修に使う
- マイクラを使ったサービスを自社で始める
公開されている情報で中身を確かめられた16社(12業界)では、体験イベントが8社で一番多く、ワールドの制作・配布が5社でした。この記事では、16社の例を形ごとに並べ、費用の手がかりと、自社に合う形の選び方を書きます。
16社の例
| 企業(業界) | 形 | 中身 |
|---|---|---|
| 積水ハウス(住宅) | 協賛・ワールド・体験 | Minecraftカップのパートナー。家づくりの教材を大会の運営委員会と作り、ワークショップを開催 |
| 関西電力(電力) | ワールド・協賛 | ダムと水力発電のしくみを学ぶ「HYDROCRAFT」を無料で配布 |
| 中部電力パワーグリッド(送配電) | ワールド・体験 | 鉄塔と送電のしくみを学ぶワールド。公開に合わせて小学生35名のワークショップ |
| 川崎重工(重工) | 協賛 | Minecraftカップのブロンズパートナーとして特別賞を設置 |
| 京王電鉄(鉄道) | 大会の主催 | 沿線の好きな場所の再現などをテーマに、マイクラのコンテストを主催 |
| JR東日本(鉄道) | 体験 | 秋田駅ビルで、スタートアップと組んだ創造体験のイベント |
| 南海電鉄(鉄道) | 体験 | 沿線の夏のイベントとして、小学生向けのまちづくりイベントを紹介 |
| 安藤ハザマ(建設) | 体験(協賛・ブース) | 小学生のまちづくりイベントに協賛し、初出展。小学生420名が参加 |
| 共栄建設(建設) | 体験 | 市の職業体験で、再現した浜松市の中で子どもが現場監督を体験(各日4名) |
| エアロトヨタ(航空・空間情報) | 体験 | 通学路のヒヤリハットをマイクラの中に再現し、小学校で交通安全教室 |
| エレコム(電機) | 体験(協賛・製品提供) | まちづくりイベントに協賛し、子ども向けキーボードを会場で使ってもらう |
| JAXA(宇宙) | ワールド | 月の地形データで2050年の月を再現したワールドを無料で配布 |
| SMBCグループ(金融) | ワールド | お金の知識を学ぶ教育版の教材。学校関係者は無料 |
| 東横イン(宿泊) | 研修 | 社員280名が3日間、チームでコンセプトホテルを企画・建設 |
| DNP(印刷) | 自社サービス | 教育版を使ったワークショップを、自治体・企業・学校向けのサービスに |
| KDDI(通信) | 自社サービス | auショップで小学生向けのプログラミング教室(月額14,300円) |
5つの形
1. 大会・コンテストに協賛する
一番わかりやすいのは、子ども向けの大会への協賛です。全国大会がある「Minecraftカップ」は、パートナー企業の募集ページで区分と金額を公開しています。
| 区分 | 金額 |
|---|---|
| 地区大会パートナー(レギュラー) | 100万 |
| 全国大会パートナー(ブロンズ) | 300万 |
| 全国大会パートナー(シルバー) | 500万 |
| 全国大会パートナー(ゴールド) | 800万 |
協賛するとできることの1つとして、次のように書かれています。
特別賞の授与:地区大会や全国大会において、パートナー企業が選ぶ特別賞を授与し、企業の社会貢献活動をPRすることができます。
川崎重工はブロンズのパートナーとして、自社の名前を付けた賞を置いています。自社の建物や事業をマイクラの中に出すのではなく、子どもたちの作品に賞を出す形です。
2. 自社の事業を学べるワールドを作って配る
電力・宇宙・金融の会社が、事業のしくみを学べるワールドを作り、無料で配っています。関西電力の「HYDROCRAFT」は、ダムと水力発電のしくみを、電力会社の新人職員になって学ぶゲームです。中部電力パワーグリッドは鉄塔と送電、JAXA は月面、SMBCグループはお金の知識を題材にしています。
配ったあとは、家庭や学校でそれぞれ遊んでもらう形です。制作の費用は、どの会社も公開していません。
3. 体験イベント・ワークショップを開く
16社のうち8社が、この形でした。自社で主催するもの(中部電力パワーグリッドのワークショップ、エアロトヨタの交通安全教室)と、ほかの団体が開くイベントに協賛・出展するもの(安藤ハザマ、エレコム)があります。
建設会社の2社は、まちを作る仕事とマイクラを結びつけています。安藤ハザマは小学生のまちづくりイベントに協賛し、共栄建設は市の職業体験の中で、再現した浜松市を舞台に子どもが現場監督を体験する回を受け持っています。
4. 社員の研修に使う
東横インは、社員280名がチームに分かれて、マイクラの中にコンセプトホテルを企画・建設する研修を3日間行いました。企画と運営は、子ども向けのプログラミング教室を運営する会社が受け持っています。
5. マイクラを使ったサービスを自社で始める
DNP は教育版マインクラフトを使ったワークショップを、自治体・企業・学校向けのサービスにしています。料金は企画に応じた個別の見積りです。KDDI は auショップで、小学生向けのプログラミング教室を始めています。
自社に合う形の選び方
| 伝えたいこと | 向く形 |
|---|---|
| 事業のしくみ(発電・送電・建設など) | ワールドを作って配る/体験イベント |
| 地域や子どもの教育への貢献 | 大会の協賛/地域イベントへの出展 |
| 自社の施設や製品そのもの | 施設や製品を再現したワールドで体験イベント |
| 社員の企画力やチームワーク | 社員研修 |
自社の施設や製品を再現したワールドで体験イベントを開く場合の、マイクラブースの費用の目安は次のとおりです(税別)。
| 頼むもの | 目安 |
|---|---|
| 施設や狭い範囲を再現したワールド | 30万円〜 |
| 当日の運営(スタッフ3名・同時に体験5名まで) | 1日25万円〜 |
表示の金額は目安です。内容・規模・ご予算に応じてご相談ください。住宅展示場やファミリーデーでの使い方は、住宅展示場の集客イベントにマイクラ体験会とファミリーデーの企画に、自社をマイクラで再現に書きました。
まとめ
- 企業がマイクラを使う形は、大会の協賛、ワールドの制作・配布、体験イベント、社員研修、自社サービス化の5つ
- 16社では、体験イベントが8社で一番多く、ワールドの制作・配布が5社
- 大会の協賛は金額が公開されている(Minecraftカップは100万〜800万)。ワールドの制作費は、どの会社も公開していない
企業での使い方は企業のイベントで使うにもまとめています。まずは無料でご相談ください。
この記事は、マイクラブース(運営:株式会社セカンドラボ)が書いています。公式の資料・公開されている情報と、私たちが行った講座・体験ブースの記録をもとにしています。
※ 2026年9月28日時点の内容です。制度や価格は変わることがあるため、最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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