PLATEAUをマイクラで使う:自治体の例
(更新:2026年10月5日)
国土交通省の3D都市モデル「PLATEAU(プラトー)」は、マイクラ(マインクラフト)でも使われています。国がマイクラに取り込むための変換ツールを公開していて、自治体の使い方は大きく4つです。
- 市を再現したワールドを配る(さいたま市・京都市など)
- 子どもが未来のまちをつくるコンテストを開く(さいたま市・高松市)
- ワークショップを開く(国・さいたま市)
- 防災を学ぶ(浸水の再現)
この記事では、公開されている12件の例を並べ、さいたま市が公開している契約額と、自治体の事業として開くときに決めることを書きます。変換の手順は扱いません。

12件の例
| 主体 | 年 | 使い方 | 再現した範囲 |
|---|---|---|---|
| 国土交通省 | 2023 | ワークショップ「PLATEAU Kids Challenge」。小4〜中3の約40名が新しい新宿をつくる | 西新宿周辺 |
| 国土交通省 | 2023 | 3D都市モデルをマイクラに取り込む変換ツールを公開(開発は MIERUNE、MIT ライセンス) | — |
| さいたま市 | 2024 | コンテスト「SAITAMA Minecraft AWARD 2024」とワークショップ(参加46名) | 大宮・さいたま新都心、浦和 |
| さいたま市 | 2025 | 同 AWARD 2025。まちづくり部門と写真部門 | 同上 |
| さいたま市 | 2026 | 同 AWARD 2026 | 同上に岩槻を加えた3エリア |
| さいたま市 | 2024〜 | ワールドの配布(Java版・統合版・教育版) | 浦和、大宮・さいたま新都心、岩槻 |
| 高松市 | 2023 | 未来のまちなみデザインコンテスト。市がワールドを配布 | サンポートエリア(高松駅周辺) |
| 京都市 | 2025 | オープンデータとしてワールドを配布(CC BY 4.0) | 京都駅周辺など3エリア |
| ナカノアイシステム(新潟の企業) | 2024 | ワールドの配布と、市民が参加するブラッシュアップイベント | 新潟市「にいがた2km」 |
| KYOTO PLATEAU HACK 2023 の参加チーム | 2023 | 祇園祭を題材に、京都の歴史まちづくりを学ぶ教育プログラム | 祇園祭の関連エリア |
| PLATEAU Hack Challenge 2022 の参加チーム | 2022 | 自宅を置いて洪水の浸水を再現する、子ども向けの防災教材(グランプリ) | 郡山駅周辺 |
| Minecraftカップ運営委員会 | 2024 | PLATEAU AWARD 2024 の奨励賞(マイクラを使ったデジタルツインのワークショップ) | — |
4つの使い方
1. 市を再現したワールドを配る
さいたま市は、浦和、大宮・さいたま新都心、岩槻の3エリアのワールドを配っています。京都市は、京都駅周辺など3エリアのワールドを、オープンデータとして CC BY 4.0 で公開しています。配ったワールドは、家庭や学校で自由に使ってもらう形です。
2. 子どもが未来のまちをつくるコンテスト
さいたま市と高松市は、配ったワールドを舞台に、子どもが未来のまちをつくって応募するコンテストを開いています。さいたま市は2024年から毎年続けていて、2025年には写真部門も加えました。高松市は、G7の都市大臣会合に合わせて開いています(高松市のプレスリリース)。
3. ワークショップ
国土交通省は2023年に、子ども向けのワークショップを開きました。その様子は、次のように書かれています。
当日、新宿の会場には小学4年生から中学3年生まで約40名が集まった。
さいたま市も、コンテストに合わせてワークショップを開いています。応募の前に、ワールドの使い方と考え方を学ぶ場です。
4. 防災を学ぶ
PLATEAU には、浸水の想定などの災害リスクのデータもあります。ハッカソンのグランプリ作品は、ワールドに自宅を置き、洪水で浸水する様子を再現する子ども向けの教材でした。防災にマイクラを使う例は、マイクラで防災を学ぶイベント:自治体の例にもまとめています。
さいたま市の契約額
さいたま市は、この事業の契約を公開しています(随意契約結果表)。
| 年度 | 業務 | 契約額 | 契約の形 |
|---|---|---|---|
| 令和7年度 | 3D都市モデル活用業務(ワールドを使ったまちづくり提案イベントの企画・開催) | 9,000,000円 | 企画提案方式の随意契約 |
| 令和8年度 | 同(SAITAMA Minecraft AWARD 2026) | 8,404,999円 | 同上 |
コンテストの企画・運営、ワークショップ、体験会、表彰までを1年かけて行う規模の例です。ほかの自治体の予算と契約の形は、マイクラの自治体事業:予算と委託の10例にまとめています。
自治体の事業として開くときに決めること
- 何のためか:まちづくりへの関心、シビックプライド、防災など。さいたま市は、若い世代・子育て層のまちづくりへの関心や市民参画をねらいにしています
- どの範囲を再現するか:駅の周辺だけか、複数のエリアか。3D都市モデルに無い細部(看板や街路樹、建物の中)をどこまで作り込むかで、費用が変わる
- どの形で届けるか:配布、コンテスト、ワークショップ、体験会。さいたま市のように組み合わせる例が多い
- エディション:学校の端末で使うなら教育版。家庭で遊んでもらうなら統合版・Java版も
マイクラブースでは、地図・3D都市モデル・現地の写真をもとに、町を再現したワールドをつくり、体験ブースや講座として届けています。
目安は、町の一角を再現したワールドが50万円〜、当日の運営が1日25万円〜です(税別。表示の金額は目安です。内容・規模・ご予算に応じてご相談ください)。
まとめ
- PLATEAU をマイクラで使う自治体の使い方は、ワールドの配布、コンテスト、ワークショップ、防災学習の4つ
- さいたま市は配布・コンテスト・ワークショップを組み合わせて毎年続け、契約額は年900万円前後
- 京都市はワールドをオープンデータとして公開している
自治体の事業での使い方は自治体の事業で使うにもまとめています。まずは無料でご相談ください。
この記事は、マイクラブース(運営:株式会社セカンドラボ)が書いています。公式の資料・公開されている情報と、私たちが行った講座・体験ブースの記録をもとにしています。
※ 2026年10月5日時点の内容です。制度や価格は変わることがあるため、最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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