環境イベントの子ども向け企画:自治体の例
自治体の環境イベントに子ども向けの体験を入れるとき、まず根拠になるのは環境教育等促進法で、基本理念の中で体験活動の重要性に触れています。この記事では、環境イベントの規模の目安、体験の中身の例、マイクラ(マインクラフト)を使った例、委託の上限額を、公開されている資料から整理します。
法律が体験活動を位置づけている
環境教育等による環境保全の取組の促進に関する法律(平成15年法律第130号)は、第三条第2項で、基本理念を次のように書いています。
自然体験活動その他の体験活動を通じて環境の保全についての理解と関心を深めることの重要性を踏まえ
地方公共団体については、第六条で「その地方公共団体の区域の自然的社会的条件に応じた施策を策定し、及び実施するよう努めるものとする」とされています。
環境イベントの規模の目安
自治体の環境フェアで、来場者数やブースの利用者数が公表されている例です。
| 例 | 開催 | 公表されている数 |
|---|---|---|
| ふなばし環境フェア(第29回) | 令和8年6月 | 約2,000人(午後は雨で屋外の出展・企画が中止)。前回は約3,140人 |
| 文京区 クールアースフェア | 令和7年8月 | 3会場で延べ1,504名 |
| すみだ環境フェア(区民会議のブース) | 令和5年・6年 | フェア全体で558名(令和5年)・835名(令和6年)。ブースは305名+446名(令和6年の2日間) |
船橋市の速報は、人数の数え方を「工作体験コーナーの参加者数を加味したうえで、単位時間あたりの来場者数をカウント」と書いています。数え方は主催ごとに違う可能性があるため、人数を並べて比べるときは注意が必要です。
体験の中身の例
さいたま市の「さいたま環境フェア2025」では、令和6年度の「子ども・若者の提案」を反映して、体験型のワークショップが実施されました。木工、落ち葉アート、VRゴーグルによる河川調査現場の疑似体験、メタネーション体験ゲーム、手回し発電などです(さいたま市)。
マイクラを使った例
環境を主題にしたマイクラの例のうち、自治体の環境部局が出しているのは、公開資料で確認できた範囲では千葉県の1件です。ほかは、民間の主催か、大会の自治体パートナーの例です。
| 主体 | 内容 |
|---|---|
| 千葉県(温暖化対策推進課)「MINECOOLAFT CHIBA」 | 地球温暖化対策を学ぶマイクラのコンテンツ。ミニゲームは「5~10分程度で完結」し、環境系のイベントブースや商業施設等での体験を想定。RPGと教育のモードは専用サイトから無料でダウンロードできる |
| 千葉県のイベント出展(2025年9月) | サッカーの試合会場の啓発ブースに、タブレットでの体験コーナー。来場の実績は公表されていない |
| 日本財団ほか「メタもバース」(2025年9月、静岡県。民間・財団の主催) | 浜名湖の3D点群データをもとにした教育版マイクラのワールドで、アマモを植える。1回60分、各回先着20名、参加無料 |
| Minecraftカップの自治体パートナー(岩手県岩泉町。大会の取り組み) | 町の風車を見学し、クリーンエネルギーを使ったまちづくりを考えるワークショップ |
千葉県の教育モードは「45分の授業形式」で、県内の小・中学生を想定しています(専用サイト)。マイクラは、環境の題材を「遊びの中で自分で試す」形に変える手段のひとつです。
マイクラブース(株式会社セカンドラボ)も、自治体の環境イベントに体験ブースを出しました。子どもが専用アプリで自分の花をデザインすると、その場でマイクラの世界に咲く体験で、屋外テント・パソコン4台、2日程でのべ140名でした(事例)。
環境イベントの委託の上限額
環境イベントの企画・運営を民間に委託する公募の例です。公開されているのは上限額で、契約額ではありません。
| 自治体 | 業務 | 上限額(税込) |
|---|---|---|
| 仙台市(環境局) | 環境配慮行動普及促進イベント業務。店舗連携キャンペーンと、PRブース出展の企画・運営(令和8年7月公告、プロポーザル) | 2,500,000円 |
| 北九州市(政策局) | サステナビリティ啓発イベントの企画・運営(令和8年9月公募、プロポーザル) | 4,175,000円 |
委託の流れと配点の作り方は、教育委員会の講座委託:プロポーザルで決めることにまとめています。
公開資料から分からなかったこと
- 環境イベントのブースにマイクラを入れた実績の来場人数(千葉県の出展は告知のみ)
- ごみ・水・里山・生物をマイクラで扱った自治体の事例
- マイクラの環境教材の開発費(千葉県は無料配布で、開発費の記載がない)
- 環境フェア単体の契約額(公開されているのは上限額まで)
マイクラブースに頼む場合
地図・3D都市モデル・現地の写真をもとに、公園や施設、町の一角をマイクラの中に再現し、環境イベントの体験ブースとして運営します。

| 頼むもの | 目安(税別) |
|---|---|
| 施設や狭い範囲を再現したワールド | 30万円〜 |
| 当日の運営(スタッフ3名・同時に体験5名まで) | 1日25万円〜 |
表示の金額は目安です。内容・規模・ご予算に応じてご相談ください。
まとめ
- 環境教育等促進法は、基本理念の中で「自然体験活動その他の体験活動」の重要性に触れている
- 環境フェアの規模は数百〜数千人。船橋市は人数の数え方を速報に注記している
- マイクラで環境を学ぶ自治体の例は千葉県が中心で、委託の上限額は250万〜417.5万円だった
課ごとの使い方は自治体の事業で使うに、イベント全体の企画は自治体のイベント企画に、マイクラの体験を入れるにはにまとめています。まずは無料でご相談ください。
この記事は、マイクラブース(運営:株式会社セカンドラボ)が書いています。公式の資料・公開されている情報と、私たちが行った講座・体験ブースの記録をもとにしています。
※ 2026年10月27日時点の内容です。制度や価格は変わることがあるため、最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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