マイクラで防災を学ぶイベント:自治体の例
(更新:2026年10月5日)
マイクラ(マインクラフト)で防災を学ぶイベントは、国の事務所や自治体の後援を受けて、各地で開かれています。形は大きく3つです。
- 施設や町を再現したワールドを配る(国土交通省 江戸川河川事務所)
- 地元の町を再現し、災害のときの避難を体験するイベント(豊島区の防災の課が後援)
- 防災に強いまちを考えるワークショップ(京都市教育委員会が後援)
自治体の事業として開くときは、どの災害を扱うか、何を再現するか、どの形で開くか、人数と時間、費用を先に決めます。この記事では、公開されている例を並べてから、決め方を順に書きます。

公開されている4つの例
| 主体(自治体の関わり) | 時期 | 形 | 対象・人数 | 中身 |
|---|---|---|---|---|
| 国土交通省 江戸川河川事務所 | 2025年4月の版を公開中 | ワールドの配布 | 記載なし | 首都圏外郭放水路を再現。大雨のときにゲートを操作し、ポンプで川へ水を流す体験 |
| 首都圏外郭放水路(見学の運営) | 2026年5月に案内 | 有料の学習コース(マイクラ60分+見学60分) | 1回10組、1名4,000円 | 開け閉めできる水門をつくり、水位の変化から施設の働きを学ぶ |
| としま地域防災会議(豊島区の防災危機管理課が後援、区の補助金) | 2025年6月 | 事前予約制の防災体験イベント | 47名(主に小学生の親子) | 豊島区の町並みを再現し、大地震のときの避難を体験 |
| 京都大学マインクラフト同好会ほか(京都市教育委員会が後援) | 2026年8月 | ワークショップ(2部制) | 小4〜中3、各回25名、無料 | 災害や防災について考え、防災に強いまちづくりに挑戦 |
3つの形
1. 施設や町を再現したワールドを配る
江戸川河川事務所は、首都圏外郭放水路の立坑や調圧水槽、排水ポンプをマインクラフトの中に再現し、ワールドのデータを公開しています。ねらいは次のように書かれています。
プレイヤーがゲーム内で探検しながら治水施設の仕組みやインフラ整備の重要性を学べ、子どもたちが主体的に防災知識を身につけられる設計になっています。
配ったあとは、それぞれの家庭や学校で遊んでもらう形です。
2. 地元の町を再現し、避難を体験するイベント
豊島区の例では、区の町並みを再現した仮想空間で、大地震のときの避難を体験しました。「行き止まりになったらどうする?」「怪我人を見つけたら?」「火災を発見したら?」といった場面で、子どもが自分で判断して動きます。
同じ会場に、段ボールベッドの避難所体験、非常食の試食、ハザードマップで自宅の周りを確かめるコーナーも並べていました。ゲームで体験したことを、自分の家の備えにつなげる組み立てです。
3. 防災に強いまちを考えるワークショップ
京都の例は、マインクラフトの中で災害や防災について考え、仲間と協力して「防災に強いまちづくり」に挑戦するワークショップです。1回2時間30分で、対象は小学4年生から中学3年生です。ワークショップの組み立て方はマイクラのワークショップを開くにはにまとめました。
マイクラブースの例:柴又防災クエスト(制作中)
マイクラブースでは、東京・柴又の町を再現した防災ゲーム「柴又防災クエスト」を制作しています。避難の指示から始まり、早めに避難した子ほど良い結果になります。逃げ遅れたときは、近くの高い建物へ登ります。
開くときに決めること
マイクラに限らず、起震車や防災ゲーム、ハザードマップなど子ども向けの防災イベントの形を比べたいときは、防災イベントの企画:子どもが学ぶ形を比べるにまとめています。
1. どの災害を扱うか
浸水・地震・火災など、どの災害で何を学んでほしいかを先に決めます。地域のハザードマップや、3D都市モデル(PLATEAU)の浸水リスクのデータがあれば(PLATEAU をマイクラで使った自治体の例)、ワールドの中の水の高さや逃げる先を、実際の地域に合わせられます。
2. 何を再現するか
地元の町を再現すると、子どもは自分の知っている道を歩いて逃げることになります。施設(放水路・避難所・学校など)を再現すると、その施設の働きを中から見られます。再現する範囲が広いほど、制作に時間と費用がかかります。
3. どの形で、何人に、何分
| 形 | 人数と時間の例 |
|---|---|
| ワールドの配布 | 人数の上限なし。遊び方の説明書をつける(江戸川河川事務所は PDF で配布) |
| イベントの体験ブース | 1人10〜15分ほどで入れ替え。マイクラブースが当日の運営をする場合、スタッフ3名で同時に5名まで |
| 講座・ワークショップ | 1回2時間前後。京都の例は各回25名。マイクラブースが受託した小学生向けの講座は40分×3コマ(事例) |
豊島区の例のように、避難所体験やハザードマップの確認を同じ会場に並べると、ゲームの外でも備えを確かめられます。
4. 費用の目安
マイクラブースに頼む場合の目安です(税別)。
| 頼むもの | 目安 |
|---|---|
| 施設や狭い範囲を再現したワールド | 30万円〜 |
| 町の一角を再現したワールド | 50万円〜 |
| 当日の運営(スタッフ3名・同時に5名まで) | 1日25万円〜 |
表示の金額は目安です。内容・規模・ご予算に応じてご相談ください。くわしくはメニューと料金をご覧ください。
まとめ
- マイクラで防災を学ぶイベントは、国の事務所・区の防災の課・市の教育委員会が関わる形で開かれている
- 形は、ワールドの配布、避難を体験するイベント、防災に強いまちを考えるワークショップの3つ
- 開くときは、どの災害か、何を再現するか、形と人数と時間、費用を先に決める
自治体の事業での使い方は自治体の事業で使うにもまとめています。まずは無料でご相談ください。
この記事は、マイクラブース(運営:株式会社セカンドラボ)が書いています。公式の資料・公開されている情報と、私たちが行った講座・体験ブースの記録をもとにしています。
※ 2026年10月5日時点の内容です。制度や価格は変わることがあるため、最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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