防災すごろく:自治体が配る教材と使い方
防災すごろくは、自治体や消防が作ったものを、ダウンロードして印刷し、自分たちで遊べる形で公開している例があります。この記事では、徳島県、札幌市、神戸市、埼玉県などの公開資料から、対象・時間・人数・入手方法を比べます。そのまま使う場合と、自分たちの町に合わせて作り直す場合の違いも書きます。
公開されている教材
| 主体 | 教材 | 公開されている条件 |
|---|---|---|
| 徳島県立防災センター | 地震体験シミュレーションすごろく | 「1ゲームはだいたい30分~45分くらい」。すごろくのシートはA4のほか、4分割のA2・8分割のA1も選べる。「自由にダウンロードしてご利用いただけます」。著作権は同センターにあり、加工が必要なときは相談とされている |
| 札幌市東消防署 | 出動!ぼう火ぼうさいヒーローズ | 小学校3年生を対象に作られた防火防災のボードゲーム。出前授業で東区の小学3年生全員に配布。シートのPDFをダウンロードして印刷し、サイコロとコマはシートから切り取る |
| 神戸市消防局 | ダイレクトロード(カードゲーム型の防災訓練教材) | 企業・団体・地域の研修や、中学校以上の授業向け。「海辺の町」「内陸の町」は5人用・6人用・7人用。ダウンロードして自分たちで実施できる |
| 埼玉県 | 小学生向けの防災教材 | 家具転倒防止の間違い探しゲーム、防災グッズの暗記クイズなど。低学年用、中・高学年用に分かれた教材もある |
| 金沢市菊川町公民館 | きくがわ防災すごろく(地震編) | 備え編・対応編のシートと、備えカード・知識カード。「画像クリックでダウンロード出来ます。」 |
| 横浜市消防局 | 防災すごろくゲーム(スマートフォン用アプリ) | 「子育て世代を主なターゲット」とし、家族や友人と一緒に遊ぶ。発表では配信開始は令和7年10月29日(iOS・Android)で、料金の記載はない |
国土交通省の防災カードゲーム「このつぎなにがおきるかな?」も、印刷用のデータが公開されています。ほかの形(起震車やハザードマップなど)との比べ方は、防災イベントの企画:子どもが学ぶ形を比べるにまとめました。
選ぶときに見ること
- 対象の年齢:札幌市は小学3年生、神戸市は中学校以上、埼玉県は小学生向けの教材(低学年用、中・高学年用)
- 1回の時間:公開されているのは、徳島県の30〜45分だけ(札幌市・埼玉県・金沢市は記載なし)
- 人数:神戸市は5〜7人用。浜松市の例(下)は3〜6人のグループ
- 用意するもの:印刷したシートやカード、サイコロとコマ。神戸市は、進行役に防災の知識や事前の講習は不要としている
- 使える範囲:徳島県は著作権が同センターにあり、加工が必要なときは相談する。埼玉県は、コピーして使える範囲を学校教育・家庭での学習・地域の防災イベントなどに限り、営利目的のコピーを禁じている。神戸市の「海辺の町」「内陸の町」は、非営利の利用を条件にしたライセンス(CC BY-NC-SA)。有償で運営する事業者が使うときは、各ページの条件を確かめる
大人数のイベントで使った例
浜松市西区では、NPO法人が地域力向上事業の助成を受けて「西区防災すごろく」を作り、協働センターなどの催しに合わせて出前講座を7回開きました。3〜6人のグループで遊び、参加者は1回あたり28人から81人でした。事業全体(すごろくの作成と施設見学を含む)の総事業費は520,000円で、うち補助金は260,000円です(浜松市)。
今回確認した範囲では、主催者が大人数で運営するときの注意(会場の広さ、1卓あたりの人数、進行役の人数など)を、官公庁や自治体が公式に書いたものは見つかりませんでした。
自分たちの町に合わせるには
町の中の道や避難する建物を入れたい場合は、町に合わせた版を作る例があります。浜松市西区の例は、既にある「みんなの防災すごろく」をもとに西区版を作り、避難タワーなどを見学して写真を入れる形でした。徳島県の教材は、内容を加工したいときは同センターに相談する決まりです。
町の中を歩いて、実際の道で逃げる判断を試す形には、パソコンやタブレットのゲームもあります。
町を歩いて逃げるゲームという選択肢
マイクラブース(株式会社セカンドラボ)は、地元の町をマイクラ(マインクラフト)の中に再現し、避難を体験するゲームを体験ブースや講座として運営します。いま、東京・柴又の町を再現した防災ゲーム「柴又防災クエスト」を作っています。避難の指示から始まり、早めに避難した子ほど良い結果になります。マイクラで防災を学ぶ例は、マイクラで防災を学ぶイベント:自治体の例にまとめました。

| 頼むもの | 目安(税別) |
|---|---|
| 町の一角を再現したワールド | 50万円〜 |
| 当日の運営(スタッフ3名・同時に体験5名まで) | 1日25万円〜 |
表示の金額は目安です。内容・規模・ご予算に応じてご相談ください。
まとめ
- 防災すごろく・ゲームは、徳島県・札幌市・神戸市・埼玉県などが、ダウンロードして使える形で公開している
- 選ぶときは、対象の年齢、1回の時間(公開例は徳島県の30〜45分)、人数、使える範囲を見る
- 大人数で使った浜松市の例は、3〜6人のグループで28〜81人。公式な運営の注意は見つからなかった
自治体の事業での使い方は自治体の事業で使うにもまとめています。まずは無料でご相談ください。
この記事は、マイクラブース(運営:株式会社セカンドラボ)が書いています。公式の資料・公開されている情報と、私たちが行った講座・体験ブースの記録をもとにしています。
※ 2026年10月13日時点の内容です。制度や価格は変わることがあるため、最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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