工務店の集客イベント:子ども向け体験の入れ方
工務店の集客イベントに子ども向けの体験を入れるなら、家づくりの仕事や素材に、子どもが自分の手でふれられるものにします。子どもが夢中になっている間に、親は家づくりの相談や見学ができます。形は大きく分けて3つです。
- 職人の仕事体験(大工・左官・配管など)
- 親子の工作教室(木工・畳・タイルなどの素材を使う)
- マイクラ(マインクラフト)で家を建てる
この記事では、栃木と岡山で開かれた催しを見ながら、3つの形と決めることを順に書きます。

3つの形を比べる
| 形 | 子どもがすること | 講師 | 1人の時間 |
|---|---|---|---|
| 職人の仕事体験 | のこぎり、壁塗り、配管などを本物の道具で | 自社と協力業者の職人 | ブースごとに短く |
| 親子の工作教室 | 木の時計やコースターなどを作って持ち帰る | 工務店・建築士・職人 | 作品が仕上がるまで |
| マイクラで家づくり | パソコンの中で自分の家を建てる | 外部の運営会社 | 10〜15分ほど(入れ替え制の場合) |
1. 職人の仕事体験:栃木の「こども工務店」
栃木県宇都宮市のリアンコーポレーションは、2014年11月22日・23日に「こども工務店」を開きました。当時のプレスリリースによると、会場は宇都宮産業展示館マロニエプラザで、同じ会場の「市民住宅祭 2014 in 栃木」の隣に、100坪の特設会場をつくっています。入場は無料で、対象は3歳から18歳までです。
予定していた体験は、次の10ブースです。
- 大工(木工・のこぎり)
- 水道の配管と通水
- 電気の配線と通電
- 高所作業車と足場の歩行
- 左官の壁塗り
- 畳
- 瓦葺き
- タイル貼り
- 建築家と住宅模型づくり
- 不動産の契約体験
家が建つまでに関わる仕事を、ひととおり回れる組み立てです。同社はこの催しを社会貢献の一環と位置づけ、地域への貢献やコミュニティの創出を目的に挙げています。
なお、「こども工務店」は株式会社サンプロの登録商標です。同じ名前で開くときは確かめが要ります。
2. 親子の工作教室:岡山の「夏休み工作教室」
岡山県内の工務店や建築士が集まる「リノベサミット岡山実行委員会」は、2026年7月26日に、岡山市と倉敷市の2会場で「夏休み工作教室」を開きました。プレスリリースによると、参加した工務店は8社で、岡山市・倉敷市・瀬戸内市の教育委員会が後援しています。対象は主に小学生とその保護者で、入場は無料、体験ごとに材料費をいただく形です。
| 会場 | 体験の例 | 体験料 |
|---|---|---|
| 岡山会場 | 木の時計作り | 500円 |
| 岡山会場 | 真鍮と糸のアートハンガーづくり | 900円 |
| 岡山会場 | 畳表のコースター作り | 無料 |
| 岡山会場 | かんなくずボールづくり | 無料 |
| 倉敷会場 | 竹あかり作り(要予約) | 1,500円 |
| 倉敷会場 | 左官体験 | 無料 |
畳表、かんなくず、カーテン生地など、家づくりで使う素材を工作の材料にしています。倉敷会場は、参加した工務店の1社のショールームで開いています。夏休みの自由研究の題材になることも、案内の中で打ち出しています。
3. マイクラで家を建てる
マインクラフトの中で家を建てる体験は、のこぎりや左官のように、けがや汚れの心配がありません。小さい子どもから参加でき、雨の日や屋内の狭い会場でも開けます。
横浜の総合住宅展示場では、展示場の家を見てから、マインクラフトの中で自分の家を建てる体験会を開いています。予約制か入れ替え制か、同時に遊べる人数、会場に用意するものは、住宅展示場の集客イベントにマイクラ体験会にまとめました。
自社の施工例やモデルハウスを、マインクラフトの中に再現することもできます。子どもは、見学したばかりの家の中を、ゲームの中でも歩けます。
企画のときに決めること
- 誰が講師をするか:職人体験と工作は自社と協力業者でまかなえる。マイクラは外部に頼むことが多い
- 予約制か、予約なしか:岡山の例では、予約不要の体験と要予約の体験を分けている
- 参加費:入場は無料にして、材料費だけをいただく形がある
- けがと汚れへの備え:刃物・高所・左官は、付き添いの人数と服装の案内を決める
- 子どもが遊んでいる間に、親に何をしてもらうか:見学、相談会、住宅祭の会場めぐりなど
工務店に限らない集客イベントの組み立ては、集客イベントのアイデアにまとめています。
マイクラブースに頼む場合
マイクラブースに頼む場合の目安です(税別)。
| 頼むもの | 目安 |
|---|---|
| モデルハウスや施工例を再現したワールド | 30万円〜(再現する範囲によって変わります) |
| 当日の運営(スタッフ3名・同時に5名まで) | 1日25万円〜 |
表示の金額は目安です。内容・規模・ご予算に応じてご相談ください。くわしくはメニューと料金をご覧ください。
まとめ
- 工務店の集客イベントに入れる子ども向けの体験は、職人の仕事体験、親子の工作教室、マイクラでの家づくりの3つの形がある
- 栃木の「こども工務店」は、住宅祭の隣で10の仕事を体験できる会場をつくった
- 岡山の「夏休み工作教室」は、工務店8社が講師になり、家づくりの素材で工作をした
企業のイベントでの使い方は企業のイベントで使うにもまとめています。まずは無料でご相談ください。
この記事は、マイクラブース(運営:株式会社セカンドラボ)が書いています。公式の資料・公開されている情報と、私たちが行った講座・体験ブースの記録をもとにしています。
※ 2026年11月7日時点の内容です。制度や価格は変わることがあるため、最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
ほかの記事
- 防災ワークショップの進め方:子ども向けの企画
- 防災ゲームの選び方:12種を対象・人数で比べる
- 親子向け集客イベントのアイデア:形と定員の比べ方
- 地域イベントの協賛ブース:費用と特典の例
- マイクラ体験イベントの頼み方:会社の選び方と費用
- 自治体のマイクラコンテストを開くには:決めること
- 子どものまちづくりワークショップ:マイクラで行う形
- 環境イベントの子ども向け企画:自治体の例
- 教育委員会の講座委託:プロポーザルで決めること
- 企業の社会貢献活動の例:子ども向け体験の形と決めること
- 防災VR体験車の借り方:自治体の貸出の条件
- 防災すごろく:自治体が配る教材と使い方
- 商業施設の集客イベントに、マイクラの体験を入れるには
- 防災イベントの企画:子どもが学ぶ形を比べる
- 建設業の担い手確保に、子ども向けマイクラ体験
- 自治体のイベント企画に、マイクラの体験を入れるには
- マイクラを企業で使う:広報・CSRの16社の例
- マイクラの自治体事業:予算と委託の10例
- マイクラで観光PR:自治体など12の例
- PLATEAUをマイクラで使う:自治体の例
- ファミリーデーの企画に、自社をマイクラで再現
- 住宅展示場の集客イベントにマイクラ体験会
- マイクラで防災を学ぶイベント:自治体の例
- マイクラのワークショップの開き方:自治体の例と準備・費用
- マインクラフト体験ブースの準備:屋外イベントの実例
- マイクラのプログラミング授業の進め方:小学生111名の実例

